NYボウル

NY在住。日本生まれ日本育ちの私&バイリンガルの子のアメリカ生活とお仕事について書いています。

【海外・アメリカ】英検合格!小学生の英検の勉強法

 

こんにちは。

 

アメリカや海外に住んでいても、

帰国に備えてお子さんの英検取得を考えている方は沢山いらっしゃると思います。

 

英語圏の現地校に通っているお子さんですと、

滞在中は、英検を受けるにはかなり有利な環境です。

 

我が子も、アメリカ在住。

その有利な環境を生かそうと、ただいま英検にチャレンジ中。

 

先日、8歳で2級に合格しました。

 

ちなみに、私は元高校教師で、学校では2級~3級までの

英検対策を担当していました。

(日本の高校卒業レベルが2級になります)

 

今や、中学&高校入試でも帰国子女枠で入るには

英検2級以上が必要なことも。

大学入試でも有利になる大学もあります。

 

我が家で英検の為にしている勉強法や英語力の方法を中心に

紹介していきたいと思います。

 

ただ、こう思う方もいるかもしれません。

 

英語圏の現地校に毎日通っていたら対策は必要ないのでは?

いえいえ、

英検には有利な環境とはいえ

英検向けの対策は、絶対に必要だと思います。

 

特に、小学生で受験となると、英検の話の内容自体が

日本の中学生レベル以上のものでとても難しいです。

 

この記事は、こんな方に向けて書いていきたいと思います。

 

●今後、受験に必要になるので子どもに英検を受けさせたい。

●現在の子どもの英語の力がどれぐらいなのか試したい。

●駐在家庭で、いずれ日本に帰国するので滞在中に英検を受けたい。

●小学生でも出来る英検の勉強法が知りたい。

●おうち英語勉強中で、英検取得を目指したい

 

日本在住の方でも、ハイレベル(準2級以上)の英検取得を目指している

小学生・中学生にも参考にしていただけると思います。

 

 

小学生の英検受験対策

 

英語リーディング

とにかく、好きな本でいいのでまずは、

英語の本を読むことに抵抗がなくなるようにしています。

リーディング対策は、テクニックの前にまずこれがベースになります。

 

毎日気軽に読めるよう、

うちはあちこちに本を置いています。

 

2級が受かった時点での、お気に入りの本は

「「ダイアリーオブワンピーキッド」1巻

でした。

 

日本語では、「グレッグのダメ日記」

というタイトルです。

 

そのタイトル通り、

グレッグという中学生が、毎日の学校や家族とのダメな(!)日常を

面白おかしく書いています。

 

絵も結構あるので読みやすいです。

アメリカ現地の子で知らない子はいないぐらいの

ベストセラーブック。

アメリカでは小学生が読んでいます。

 

我が子は、全巻を制覇しました。

レベルはTOEIC500点ぐらいだそうなので、

ちょうどこれが読めると英検2級レベルかもしれません。

 

4冊セットの方が、1冊ずつよりもお得です。

「ダイアリーオブワンピーキッド」 4冊セットボックス

 

 

あとは、ファンタジー

マジックツリーハウスシリーズも読んでいます。

「マジックツリーハウス」 4冊セットボックス

 

「キャム ジャンセン」シリーズは、

主人公が謎を解いていくスタイルのミステリーです。

我が子によると、ハラハラしてたまらなく面白いそうです。

「キャム ジャンセン」 the Mystery of the Stolen Diamonds

 

とりあえず、親が読んでほしい堅めのものは封印し(笑)

「英語を読むって楽しいな~」と思ってもらう事を優先しています。

 

 

英検単語対策

 

英検には知らない単語が色々出てきます。

知らない単語が出てくるたびに

「英英辞書」で意味を調べながら読んでいってもらいます。

 

我が子は、まだ8歳。

日本語和訳付きの単語帳でひたすらストイックに覚えるというのは、

退屈すぎて不可能です(笑)

しかも、和訳の漢字がまだ全部は読めません(笑)

 

なので、文脈の中で出てきた単語を自分で「英語」で調べて、

確認して覚えていっています。

 

英検対策用辞書

 

紙の辞書にも良さはありますが、

引くのに時間がかかって、勉強が嫌になるぐらいなら。。!

 

電子辞書や、ペンタイプで手軽に使えるのが小学生には便利かなと思います。

 

スキャンマーカー翻訳ペン

わからない単語をなぞるだけで、意味を教えてくれます。

音声も聞けます。

まだ辞書が引けないor手軽さを重視したいお子さんはこれが楽だと思います。

 

英英電子辞書

昔ながらの、文字を入力して調べるタイプの電子辞書です。

このタイプは打ちながらスペリングも覚えられます。

 

我が子も、先日「bias=バイアス(偏見)」や

「Critics=批判」という単語を英検問題から覚えました。

まあ。。現地の小学生でも普段日常では使わない単語ですよね(笑)

 

もう、ここは諦めて難しい単語は1つ1つ覚えるしかないです

 

単語対策は、文脈で覚える旺文社の

も使えます。

 

アメリカからは、この4種類が

Amazonから手に入ります。

英語の意味は、類義語として英語でも載せてあるので

漢字がわからなくても使えます。

 

我が子も、英検準1級 文で覚える単熟語を持っていて

文を読んでもらい、わからない単語を文脈で覚えるように頑張っています。

 

本文は、全て日本語訳がついているので、

親御さんが英語が苦手でも内容の確認が簡単に一緒に出来ます。

 

英検リーディングの問題の解き方

次は、実践的なリーディングの解き方にうつります。

 

これは、入試長文対策でも同じだと思うのですが、

まずは、タイトルをしっかりと読みます。

 

例えば、

準1級の過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会 にある

「2024年第2回英語検定一次試験(準1級)」の大問3

を利用して説明します。

 

著作権の問題で、問題文は載せられないので、

公式ページから問題を見て頂ければと思います。

一応、問題を見なくても、イメージ出来るように書いていきます。

 

問題のタイトルは

「Measuring Intelligence」(知力を測る)

と書いています。

 

このタイトルと読んで、まずは

「知力に関しての話だな?」と考えます。

 

その次に問題文と選択肢を見るようします。

選択肢の中で、繰り返し出てくる「名詞」などが見つかればそれがヒント。

 

 

*ポイント

「名詞」はテーマに関係ある可能性が高いので、

どんな話が展開されるか先に推測する事ができます。

 

この大問3では、質問と問題の中に

「IQ tests」という名詞が7回も出てきます。

 

もう・・・絶対「IQテスト」についての話ですよね(笑)

 

少しでも、予想が経てば、やみくもに読み始めるよりも

内容が理解しやすくなります。

 

あとは、質問文中にQ25で、「Alfred Binet(人名)」、Q26では「Canada(カナダ)」

という固有名詞が出ている事にも注目です。

 

*ポイント

固有名詞は、文中で他の語に言い換えられる事はないので、

その単語を探しながら読み進めると正解が見つけやすくなります。

 

2級レベルだと、1段落=1トピックで、

問題の答えは上の段落から順番に出てくる事が多いです。

 

もちろんですが、本文中に書かれてない選択肢は全て×です。

 

英検リスニング対策

まずは、過去問を解いてみて、Partごとに分析。

我が子がどのパートが弱いかを研究しました。

 

お子さんがどのパートが弱いかがわかると、

そこを集中して強化することで点数が伸びやすくなります。

 

我が家は、今、準1級対策をしているのですが、

圧倒的にPart2が出来ません。

多分、最初解いた時は正答率10%ぐらい。。(笑)

 

Part2は、それぞれ1分半ぐらいの長いリスニングを聞いて、

2つの問題に答えるパートです。

 

とにかく1分半、一人のナレーターがつらつらと話しているんですが。。。

内容も難しいですし、長〜い中身を覚えられないんですよね(笑)

 

こちらの対策も、

先に問題を読んで、その内容を理解、

出来れば本文内容も推測する事から始めました。

 

このやり方はとても効果がありました。

 

例えば、選択肢に「Language」が二回も出てきてたら、

「Language=言葉、についての話だろうな」と先に予想して

聞き始める事が出来ます。

 

イメージ0で聞き始めるのと、選択肢を読んで推測

して聞くのでは全然聞こえ方が変わってきます。

 

そして、あまりに難しい問題は

1〜3回聞いた後、解答の英文スクリプトを見て、

リーディングのように解き、

もう1回リスニングをするという練習をしています。

 

文字を見た後に聞くと、一段と分かりやすくなることも多いです。

 

これは、他のリスニングパートにも応用出来るやり方です。

 

時事問題対策

さて、英検と言えば、全てのパートにおいて

時事問題や、テクノロジー、歴史などの

難しい内容が多く出てきます。

 

この時事内容が、小学生や若年受験者にとっての最大の難関!!

 

例え、英語が聞こえても背景知識がないと全くイメージがわきません。

 

例えば、2024年の過去問で、

第二次世界大戦中に物資を運んだ船についての問題が出てきたのですが...

我が子、0点(笑)

 

それはそうですよね。

そもそも戦争の知識が0だと

解きづらい問題でした。

 

そこで、社会問題の知識を増やすべく視聴を始めたのが

「CNN10」

です。

これは、CNNがアメリカの中学生向けに作っている

10分間のYou tube番組です。

月~金まで更新されるので、

平日は毎日最新のニュースを見る事ができます。

 

また、中学生向けなので、例え戦争の話でも、映像も激し過ぎず

上手に子ども向けに編集されています。

 

一緒に見て、密かに、私の英語力アップも狙ってたりします(笑)

 

英検ライティング対策

これも、難しいのですが、

まずはとにかく書くしかないです!

 

ただ、例えば準1のPart5のライティングだと、

「型」に沿って書く事が大事です。

 

①~③の「型」に英文を当てはめて書きます。

 

①Introduction(導入)

②Body(中身)

③Conclusion(結論)

 

アメリカの大学で、レポートを書く時も

この型を守るように教授に徹底的に教わりました。

 

ライティングの型に書く内容

①導入: 質問に賛成か反対か、など自分の意見をまずはっきりと示します。

(「どっちともとれる」などの曖昧な書きだしはNGです。)

 

②Body: なぜ賛成か反対か、などを論理的に理由を交えながら説明します。

1理由、1パラグラフで書きます。

 

③Conclusion結論 : ①の導入で述べたような事を、

言葉を変えて書き、未来への軽い提言などもかけたら書きます。

 

ただし、③結論で、①と②に書いてない真新しい事を出しては絶対にだめです!

By 厳しかった、私の教授より(笑)

 

とにかく、この型を使ってかけるように練習を繰り返します。

 

質問が、難しすぎる時はその内容の本を読んだり、You tubeを検索して

背景知識を得てから書く練習をしています。

 

ライティングの参考書は、旺文社のシリーズを使っています。

 

タブレットやPCで勉強したい方には

上の「旺文社」のテキストを使った教材もあります。

英検合格のためのネット教材【旺文社 英検ネットドリル】

アメリカからも受講可能で、級ごとのサンプル動画も見る事ができます。

 

そして、英作文をネイティブに添削してもらいたい方は

こんなサービスも。

オンラインは英会話が中心ですが、

こちらはライティングに特化しているのが助かります。

話す練習も出来るので、二次対策にもなります。

英語で自分が話したいことを明確できる、書いて話すオンライン英会話の『ベストティーチャー』

 

英検の勉強を通じて身につくスキル

 

英検では、社会的な問題やアカデミックな内容の問題が沢山出てくるので、

自分の知識を広げることができます。

 

また、ライティングやスピーキングもあるので、

自分の考えを伝える力も付きます。

 

さらに、英検の対策は、資格の有無だけでなく、

勉強の過程自体が私立入試にも生かせるのではないかとも思います。

 

英検で知った時事的な内容を、日本語のテストの記述などで生かせたり、と。

 

英検を受けるのは、本人も保護者の方も

大変な事も多いですが、

(我が家も、やる気にさせるのがすご~く難しいです(笑))

沢山の知識も得られて、将来役に立つ事も

あると思うので、頑張ってみて損はないと思います。

 

この記事が、英検を受ける方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

 

アメリカで英検を受けた体験記事も書いています。

catenglish.hatenablog.com

 

2次試験の記事です。

catenglish.hatenablog.com

 

 

おまけに。。。私が、アメリカで受けたTOEICの体験談も書いています。

catenglish.hatenablog.com

 

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